在来線紀行
新潟初上陸! 日帰りの限界に挑む! 2015年05月31日
実は、と言うほどのコトではないのですが、
私(編集長)は本州日本海側に行ったことがありません。
そこで、今回は週末パスを使って新潟県の在来線を乗り潰しに行きます。
因みに、週末パスは文字通り土曜日曜の2日間有効ですが、
土曜日は夜遅くまで仕事の為、日曜のみの利用となっております。
まずは例によって八王子からスタート、大宮行きのむさしの号を待つ。
この日は早めに家を出たことから時間に余裕があったので、
毎度おなじみのこいつは勿論。
こんなのとか。
こんなのとかに遭遇いたしました。
彼らを見送るコト暫し、ようやくお目当てのむさしの号が入線してきました。
むさしの号はダイヤ改正により、それまで通過していた各駅にも停車するようになり、
表示幕からも"快速"の二文字が消えておりました。
追記:
過去の写真を漁って見ましたが、元々"快速"の文字は入っていませんでした。
お詫びして、訂正いたします、サーセン!!
1時間程で大宮到着、お弁当を買い上越新幹線に乗り換え一路新潟を目指す。
なお、当サイトは"在来線紀行"につき、新幹線の内容は割愛させていただきます。
1時間半程で新潟に到着、時刻は12時40分になろうとしていたが、
未だスタート地点に立ったばかりである。
次の列車の発車までは20分以上あるので一先ず外に出て駅舎を撮影。(写真は万代口)
駅に戻り在来線ホームへと向かう。
関東では見ることの無い車両がいたのでとりあえず撮影。
まずは"新潟で作られ、新潟の気候に合わせた、新潟を走る電車"(by新潟支社)E129系!
次は羽越本線を経由してやってきたE653系!
そして最後はおなじみキムワ…もとい、新潟カラーの115系!
この車両に乗って、信越本線を乗り潰します。
行き先表示がズレテーラ!(背筋が凍りつくレヴェルの死語!)
ようやく出発、暫くは新幹線の高架を見ながら東へと進む。
間もなく、車両基地が進行方向左手に現れ、新潟を走る車両を見る事が出来る。
更に進むと徐々に都会から住宅地、そして田園地帯へと姿を変える。
ただ、流石に両サイド田圃という風にならないのは政令指定都市の意地だろうか。
しかし、旧新潟市街を抜けると最後は田圃のオンパレード。
この辺りは成田線の車窓と似ているかもしれない。
新津ではあの車両工場の横を通過、ここでは磐越西線、羽越本線が分岐。
東三条からは弥彦線が分岐、次の列車はホームに待機していたのだが、
発車は1時間以上も先である。
そうこうしている内に進行方向右手から新幹線の高架が見えてくると、この列車の終点・長岡に到着。
ここから乗り換えて更に西へと向かい、日本海を目指します。
次の列車まで20分程あるので一先ず外に出て駅舎を撮影。
駅前には長岡城址のモニュメントがあります。
長岡と言えば夏の花火大会。
駅に戻り、ホームで水分補給していると列車が到着。
新型車輌が来るかと期待していたが、やって来たのは2両編成のキムワイプ。
行き先は直江津、今回は指示幕もズレていません!!(苦笑)
出発して暫くは市街地が続き、徐々に田園地帯に突入。
信濃川を抜け、上越に近付くと今度は内陸に入り、斜面が増えてきます。
柏崎で新潟から別れた越後線の線路と合流すると再び平地に。
そして鯨波を通過して暫くすると…
待ちに待った日本海が目の前に現れました!!
矢張り太平洋と比べ、岩肌も角ばった感じが致します。
青海川駅、目の前は海!!
その後、隣の笠島まで海岸線近くを走った後、
列車は海岸線から少し離れて日本海は見えなくなりました。
そして、新潟から3時間を経てようやく直江津に到着しました。
当然の如く外に出て駅舎を撮影。
かつて、直江津はJR東日本とJR西日本の境界駅であったが、
北陸新幹線開業で並行在来線が第三セクターに委譲された為、
現在はJR東日本とえちごトキめき鉄道の境界駅となっている。
その為なのか、直江津駅の横にあったJRマークが撤去されている。
さて、この時点で既に16時を過ぎている。
そろそろ帰りに向かうところだが、帰りの列車はまだ1時間程後である。
そこで、先述のえちごトキめき鉄道に乗ります。
同社は妙高はねうまラインと日本海ひすいラインを保有しているが、
前者は元・JR東日本の信越本線であり、週末パスの範囲内なのでそちらに乗車。
(後者は元・JR西日本の北陸本線)
妙高はねうまラインの列車はET127系。
元はJR東日本のE127系で、運賃箱等を取り付けた上で譲渡された車両である。
20分程で北陸新幹線との接続駅、脇野田…もとい上越妙高に到着。
東口には上杉謙信公の銅像がある、後ろに重機が見えるが、あの辺りが旧脇野田駅跡であろう。
正面からだと分かりにくいので横からも撮影。
特に用は無いのでやって来た列車で直江津に戻る。
帰りはただ同じルートを辿るのでは面白くは無い。
直江津から越後湯沢まで北越急行はくほく線、超快速スノーラビットに乗ります。
ホームでアイスを食べながら待つこと暫し、ほくほく線の列車が入線してきました。
スノーラビットは普通列車で運行され、追加料金一切無し。
途中の停車駅は十日町のみという乗り潰しにはもってこいの列車である。
しかし、"Cho"Rapidっていう表記は如何なものか…
撮影後、車内に入り座席を確保、暫くして出発。
ほくほく線は直江津から十日町経由で越後湯沢までを結んでいるが、
実際の路線は犀潟~六日町で、直江津~犀潟間は信越本線、
六日町~越後湯沢間は上越線に乗り入れる形で運行されている。
犀潟からほくほく線内に入ると本気モードに入り、最高時速110km/hで疾走。
車両が普通列車と同じなのでスピード感は新幹線並みに感じられます。
ほくほく線内は大半がトンネルで、信号場もトンネル内に設置されているので、
冬場も運休になる事が非常に少ないのも特徴である。
十日町で停車、単線なので対向列車との待ち合わせを行なった後発車。
この辺りに来るとトンネルも長く、モーターが唸りを上げて走っているのが分かる。
六日町からは上越線に突入、時折キムワイプとすれ違いながら終点・越後湯沢に到着。
あまりの速さにほくほく線を堪能したかと訊かれると…微妙である。(苦笑)
その後は越後湯沢から新幹線を使って大宮に帰還。
来た道を引き返す形で帰宅いたしました。
今回は駆け足で新潟を旅してきましたが、初めて尽くしで非常に楽しむ事が出来ました。
週末パスも使い勝手が良く、今後の選択肢も増えて幅も広がりました。
次に新潟を旅する時は、もう少しゆとりのある内容にしたいと思っております。
おまけ:
帰りの武蔵野線にて、列車を待っていたらしもうさ号に遭遇!
こちらは元々各駅停車なので、最初から快速の文字はありません。
旅のしおり:
・新潟駅の在来線ホームは1~4番と8、9番線ホームがある。
5~7番線ホームが存在しないのは、工事のために撤去されたからである。
(編集長)
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