在来線紀行
秩父鉄道の残り+東武線乗り潰しツアー   2014年03月26日


先月の大雪もほとんど溶け、ようやく暖かくなってきた3月末、
私は久しぶりに八王子駅までやって来ました。
久しぶりに来て、駅にいる機関車がHD-300に変わっているのに驚く。(笑)
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ひとしきり驚いた後、八高線で高麗川に向かう。
高麗川からは高崎行きのワンマン列車に乗り換える。
21世紀も14年経過したと云うのに相変わらずディーゼル車である。(好きだけど)
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そして、寄居に到着。
本日は寄居から秩父鉄道に乗って、終点・羽生を目指します。
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何故、寄居からなのか。
それは前回の西武秩父線巡りの際に、三峰口~寄居間を既に乗っているので、
残りの部分を潰そうという考えだからである。

近くの店で昼飯を食べていよいよ行動開始!
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前回も書いた通り、秩父鉄道はSFカードに対応していないため、切符を購入。
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ホームに降りて早くもネタ物件を発見!
一体、客に何を伝えたいのだろうか?(アイスを売っている事を言いたいのだろうが…)
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それはさておき、秩父鉄道のホームには何ともレトロな木製ベンチもあります。
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…と書いていると寄居駅だけで満腹になりそうな勢いだが、
ようやくやって来た列車に飛び乗り、秩父鉄道の後半戦スタートである。
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列車は寄居駅を出ると暫く八高線と併走しながら進む。
八高線の線路が離れていくと沿線に住宅が目立ち始め桜沢駅に到着。

桜沢を出ると車内の案内板に"つぎは おまえだ"という物騒な文章が現れ、
次の駅、小前田(おまえだ)駅に到着。
この辺りは比較的沿線人口も高く、三峰口側よりも駅間が短めである。

住宅地のはずれを列車は北へと進み、上熊谷駅近くでJR高崎線と合流し、
高崎線との接続駅である熊谷駅に到着、ココで乗務員が交代する。
運転士が手早く準備を終えさっさと乗務員室に撤退。
それから次の運転士が来るまで5分ほど乗務員無しの状態であった。(笑)
まぁ、駅構内で列車は停止しているから問題は無いのだが…
何ともローカル私鉄らしい一コマである。

熊谷を出ると高架になり高崎線を跨いで再び地上に降りてくる。
熊谷から行田へと抜けると、沿線風景が様変わりしてくる。
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実際、何処のド田舎かと見紛う程の光景にしばし唖然。
しかも車内には畑からの馨しき堆肥の匂いまで漂ってくる。(苦笑)

そんなこんなで列車は進み、終点の羽生駅に到着。
コレにて秩父鉄道秩父線、完全乗車達成である。
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ココからは東武伊勢崎線久喜行きに乗り換えます。
ハイ、まだまだ乗り潰しの旅は続きます。
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久喜で館林行きの列車に乗り、館林からは小泉線の西小泉行きに乗り換えます。
小泉線の車両は2両編成のワンマン車、一気にローカル色UP!
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東小泉で竜舞経由の赤城行きに乗り換えて太田で下車、
太田から館林方面に戻り、環状区間乗り潰し達成である。
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館林からは各駅停車、急行を乗り継いで浅草駅に到着。
無事に乗り潰しの旅、終了である。
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その後は都営線、京王線を使って家路につきました。

今回は比較的長めのルートでしたが、出発時間が遅めなので助かりました。
その反面、ローカル線の列車本数が減少傾向にある事を肌で感じ、
鉄道業界の直面する危機感も少なからず感じられる旅でした。

…重苦しい感じで終わるのも何なので、浅草のお約束・ウンコビルをば。
この日は既に日も暮れかかっており、妙な輝きを発しておりました。(笑)
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旅のしおり:
・羽生駅は東武・秩父鉄道双方に4番ホームが存在する。(東武・1~4番、秩父4、5番)
 これは、東武側がホーム番号を変更した際、通し番号を使っている秩父側が変えなかったためである。
・小泉線の東小泉~太田間を走る列車は、殆どが太田から桐生線・赤城まで乗り入れている。

(編集長)


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