在来線紀行
今話題の西武秩父線に乗ってきた+α 2013年09月12日
夏の暑さも峠を越えたと思っていたら暑さが戻ってきたこの日、池袋駅東口に降り立った。
本日は今何かと話題になっている西武秩父線を乗り潰します。
で、ついでなのでまだ乗っていない西武池袋線にも乗っておこうと考え、
わざわざ池袋まで足を運んだのでありました。
写真を撮ったらさっさと西武線の改札口へと向かいます。
実は予定よりも早く着いたので少々お昼には早すぎる。
そこで、急遽各駅停車の豊島園行きに乗り練馬で下車。
そこから方向転換して西武有楽町線を乗り潰します。
やって来た車両は今年相互乗り入れを開始した東急4000系。
西武有楽町線は西武が東京メトロ有楽町線及び副都心線に乗り入れるため、
練馬~小竹向原を結んだ路線で、練馬駅付近を除く全線が地下を走っている。
なおかつ、西武線では全線が複線になっている唯一の路線である。
5分ほどで小竹向原に到着、特に見る場所も無いので入り口を撮影してさっさと帰還。
練馬に戻って駅構内にあるモスバーガーで昼食。
満腹になったので行動再開、快速急行小手指行きに乗車。
練馬を出ると急行用の線路に入り、途中駅をガンガン通過。
しかし、この列車は小手指止まりなので、そこから先は急行飯能行きに乗り換え。
が、急行はこの先各駅停車なので何一つ恩恵が無い。
(快速急行は入間市まで通過駅があるのに…)
まぁ、この辺になると駅間も長いのであまり気にならないが。(負け惜しみ)
それでもノンビリと埼玉の西側へ向かって列車は進み、飯能に到着。
ここからいよいよ西武秩父線…と言いたいところだが、実はまだ池袋線である。
上の写真のように、飯能駅はスイッチバックとなっており、西武池袋線の終点と思われているが、
西武秩父線はあくまでも吾野~西武秩父の区間を指すのであり、飯能~吾野までは西武池袋線なのである。
まぁ、能書きはさておき西武秩父行きの列車に乗ります。秩父方面の列車は2ドア、ボックスシート仕様の4000系。
ドアの開閉は押しボタン式、トイレも設置されており、その気になればしばらく住めそうな環境である。
(実際に住むのは物凄い迷惑になるので絶対にやめましょう!)
暫くして出発、列車は飯能を出ると進行方向左側にカーブし、
曲がりきった所で八高線との乗換駅・東飯能に到着。
JRと接続しているが西武側のホームは1面1線という構造。
その後、高麗、武蔵横手、東吾野と進んで行くうちに周囲は鬱蒼とした森林地帯に。
ココまで来ると池袋と線路が繋がっている感じは殆ど無い。
そうこうしている内に吾野に到着、ココから西武秩父線に入る。
列車は更に人気の少ない地帯に突入、西吾野で反対から来る特急の待ち合わせ。
その後もあまり人の居ない地域を列車は走っていく。
そして、ようやく町並みが見えてくると終点・西武秩父に到着。
外に出て駅舎を撮影。
ココから西武仲見世通りを抜けて暫し歩くと…
秩父鉄道の御花畑駅に到着。
そう、折角ココまで来たのだから秩父鉄道も乗っておこうと思ったのである。
ココから、秩父鉄道の列車に乗って20分ほどで…
(車両は東急からのお下がりである7000系)
終点・三峰口駅に到着、いかにも観光地という感じの駅舎である。
三峰口駅の脇には車両公園があり、古い車両や機関車等が静態保存されている。
さて、三峰口駅の先を見てみると線路がまだ続いているようである。
少しばかり気になったのでこの先がどうなっているのか探索してきました。
駅を抜け、駐車場の先にある市営住宅を抜けた先に白川橋という橋があったので、
その橋から線路を確認してみると、どうやら市営住宅の裏側で線路は終わっているようだ。
(写真中央付近に枕木で作った車止めがある)
ただ、その先に使っていない朽ちた架線柱があったので、
もっと先まで線路が伸びていた可能性もある。
しかし、とりあえず終端が確認できたのでヨシとしましょう。
ソレよりも、先述の白川橋から見た景色が非常に美しく、
西武秩父線を通り越してココまで来た甲斐があったと思いました。
などと景色に見とれていると列車の出発時刻が迫ってきたので急いで引き返す。
そして、再び秩父鉄道に乗り、さっき来た道を引き返す。
今度は御花畑駅をそのまま通過し、更に先を目指します。
途中、学校帰りの学生さん達で車内がにぎやかになったり、
長瀞駅付近で川下りの船を見たりしながら列車は進み、寄居で下車。
ココから八高線で家路に着きました。
…しかし、ココから先がある意味本日のメインである。
まず、寄居駅前のデパートが撤退していて、看板が真っ白になっていた。
次に、車内の路線図を見ると2つの駅が新たに無人化されていた。
更に越生駅に至ってはエレベータ設置の為、1番線が撤去され1面1線になっていました。
正直、西武秩父線よりも八高線の非電化区間の方が色々と危ない感じがしました。
電化されるより先に…イヤ、何も言うまい。
旅のしおり:
・練馬駅は急行・快速急行共に通過駅だが、小竹向原方面の快速急行のみ停車する。
・西吾野駅では、線形の都合で上下線共必ず1番線を特急が通過するため、
退避する普通列車は方向に関係なく2番線に停車する。
・御花畑駅は2面2線の構造であるが、2番線は西武線への乗り入れ車両専用ホームで、
列車が来ない時間帯は鎖で閉鎖されている。
(編集長)
一覧に戻る
当サイトへのリンクはご自由にどうぞ
Zairaisen.cgi Programed by Quria 2008-2011