在来線紀行
松本まで日帰りで行って来た   2010年08月21日


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夏の暑さが抜けるどころか勢いを増している中、我々は八王子駅に立っていた。
今回は18きっぷを使って松本まで行き、松本電気鉄道上高地線に乗ってきます。

まずは八王子からホリデー快速ビューやまなしに乗車し、小淵沢をめざす。
車両はオール2階建ての215系、下手な特急よりも豪華である。
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前回(富士急)の反省を活かし、今回はグリーン指定席を確保。
ホームから見た自由席はコミコミだったが、グリーン車はスカスカ。
他人事ながらコレで採算取れるのでしょうか?

などと心配しながらも列車は八王子を離れ、山梨に向かう。
高尾までは過密ダイヤの中をくぐり抜けるように進むため、速度はゆっくり。
その後は列車の本数も減り、215系の本領を発揮し始める。

相模湖で多くのお客さんが下車、その後は我々を含めて数人程度。
…本当に無くならないか、この列車。そんな不安をよそに列車は山梨県に突入。

日野春駅で営業停車、いっその事ドア開けてくれ。(笑)
(写真は同駅構内にある給水塔)
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約2時間かけて小淵沢に到着。
しかし、我々はまだ先に進まねばならない。(笑)
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松本行きの普通列車を待つ間、駅で昼食を取る。
食べたのは"山賊そば"、かけそばに巨大なから揚げが乗っている。
美味しかったが、時々から揚げが滑ってどんぶりにダイヴするので注意!!(笑)
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食事を終え、ホームに戻ると小海線を走るハイブリッド車両"こうみ"と遭遇!!
思いがけない遭遇に思わずカメラのシャッターを切る。
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しばらくして普通・松本行きの列車到着、時間の流れが一気に遅くなる。(笑)
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トンネルを抜け、長野県に突入。
途中、塩尻で後を走る特急の待ち合わせで10分程停車。
そして塩尻から篠ノ井線に入り、出発から実に4時間かけて松本に到着。
ここから松本電気鉄道上高地線に乗り換える。
駅舎はJRとの共用なので、改札を通らずに列車に乗ることが出来る。
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松本電気鉄道上高地線は岳南と同じく、京王井の頭線からの転配車両で、
終日ワンマン運転のため、料金箱や両替機が搭載されている。
乗った車両は偶然にも風鈴電車、時折鳴る"チリン"という音が涼しさを誘う。

列車は松本を出ると建物も少ない田園地帯を走る。
時折、住宅が見えたかと思うと駅に到着。
その後は徐々に山岳地帯へと姿を変え、30分で終点・新島々(しんしましま)に到着。
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終点なのに線路は続いている。
実はこの先に島々(しましま)という駅が存在していたのだが、
土砂崩れの影響で寸断され、そのまま廃線になってしまったのだ。
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新島々駅周辺は住宅も少なく静かな雰囲気だが、
駅前にはバスターミナルがあり、上高地や白骨温泉へ向かう人々で賑わっている。
また、駅の反対側には先述の島々駅の駅舎がそのまま保存されている。
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しばらく自然に触れた後、再び松本に引き返す。
本来ならココで帰りの列車に乗るところだが、
少々時間が余ったので、上高地線の向かいから発車する大糸線に乗り、
一日市場(ひといちば)まで向かう。
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一日市場駅到着後、そのまま松本方面の列車に乗り換え松本へ。
やって来たのはE127系。
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三度松本、ココで夕飯用の弁当とお土産を購入。
そして、スーパーあずさ28号に乗って八王子へと帰還。
座席は何と先頭車両の一番前!!
そしてそのまま八王子到着。
行きに4時間掛かった道のりを2時間ちょっとで帰ってきました。
ここまでくると、松本は近いのか遠いのかワカラン。(笑)

…とまぁ、今回はかなりの強行スケジュールになったのだが、
その分、楽しめる内容になりました。
でも、次はもう少し楽な日程にしようと思います。(苦笑)

旅のしおり:
・松本駅6、7番ホームはいずれも頭端式だが、
 6番(大糸線)は北側、7番(松本電鉄)は南側に線路が延びている。

(編集長)


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