在来線紀行
岳南&しずてつ乗り潰し   2010年08月01日


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炎天下の中、こうじろうと共に熱海までやってきました。
照りつける日差しを全身に受けながら、駅周辺を散策。
小腹が減ってきたので昼食を取ることにする。

熱海と云えばマックというのが世間一般の常識なので。(要出典)
我々も熱海駅前のマックで腹ごしらえをする。
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お腹も膨れ、いよいよ本題に突入。
本日はこれから東海道線を西に進み、吉原の岳南鉄道と静岡の静岡鉄道を乗り潰します。
さて、JR東海道線はここ熱海で東日本から東海に会社が変わります。
やってきた列車は沼津行き211系5000番台の3両編成。
さっきまでとのギャップに戸惑いながら乗車。(註・熱海まではグリーン車に乗っていた)
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発車後、すぐにトンネルに突入。
通過後すかさず、「丹奈トンネルって短いなぁ…」と、こうじろうにボケる。(笑)
その先で伊東線と分岐、伊東線側に来宮駅が見える。(東海道線は通過)
その後は丹奈トンネルに突入、暫く車窓は暗闇が続く。
トンネルを抜けると、明らかに関東平野とは違う景色が飛び込んでくる。
そうこうしている内に函南、三島と進みこの列車の終点・沼津に到着
沼津からは島田行きの313系3両編成に乗り換え更に進む。
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そしてようやく最初の目的地、岳南鉄道の走る吉原駅に到着。
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跨線橋を超え、岳南鉄道のホームに行き、休日フリーきっぷを購入。
しばしホームを探索し、20分程で列車が到着、やって来たのは2両編成の8000系。
因みに、岳南鉄道の車両は全て京王井の頭線からの転配である。
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岳南鉄道は終日ワンマンで運行されている為、
車内には運賃表や運賃箱などが設置されている。
これは、大半の駅が無人なので、運転士が全てを賄う為の工夫である。
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暫くして列車は走り出す、東海道線の横をゆっくりと進み、
やがて進行方向右に分岐し、工場地帯を進むとジヤトコ前に到着。
そこからは住宅街へと姿を変え、本吉原を抜けると住宅も減り田園地帯となる。
そして、20分程で終点の岳南江尾に到着する。
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岳南江尾駅は終点でありながら無人駅、周辺は住宅が少しある程度で静かな印象。
ただ、近くに新幹線の高架が走っていて、時々爆音を上げて新幹線が通過する。
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時間があるので少し駅周辺を散策。
近くに大通りがあるのだが、特に大きな建物はない。
ただ、現在大型ショッピングセンターの建設が予定されていて、重機類が置いてある。

駅から少し歩いたところにある踏切は、現在では珍しい電鈴式。
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駅に戻り30分程で吉原行きの列車が到着、今度は1両編成の7000系。
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車内で寛いでいると「そこ、風が当たらないから暑いでしょ?」と運転士さん。
こういう一寸した気配りがローカル私鉄の魅力である。
やがて、走り出した列車は先程やってきた道程を逆に進んで吉原に到着。
ここから再び東海道線に乗って一気に静岡へ向かう。
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静岡からは歩いて次の目的地、静岡鉄道の新静岡駅へ。
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少し道に迷いながらも何とか到着。
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静岡鉄道は新静岡~新清水までを約20分で結ぶ地方私鉄で、全線複線。
ほぼ全線を通して東海道線の静岡~清水間と併走し、2両編成で高頻度運転を行う。
駅間も短く、東急池上線のような雰囲気の路線である。
(余談だが、東急は静岡鉄道の筆頭株主である)

一先ず新清水まで乗り潰す。
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そして歩いて新静岡方面へ一駅戻る、当然、土地勘は無い。
見た目にはありふれた街の風景であった。
しかし、知らない場所というだけで歩いていて楽しかった。
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10分程掛かって隣の入江岡駅に到着。
駅舎は陸橋の傍らに小さな建物があるだけの簡素な作りで、
駅だと言われなければ普通に見過ごしそうな感じである。
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改札を抜け、階段を降り、新静岡方面の列車に乗る。
行きの時は気付かなかったが、JRの草薙駅がしずてつの草薙駅から確認できた。
20分で新静岡に帰還、更に歩いてJR静岡駅に戻る。
ココでうなぎ飯を買い、新幹線で新横浜を経由して帰宅しました。
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今回は無理して2つの路線を乗り潰しました。
新幹線が無いと少々厳しい内容となりましたが、
その分、充実感があったように思いました。
特に岳南鉄道は運転士さんだけでなく、乗客の方々も気さくで、
都市部の路線では味わえない雰囲気を堪能させてもらいました。
今後も機会があれば是非利用してみたいと思いました。

旅のしおり:
・岳南鉄道では土休日に"休日フリーきっぷ"が発売される。
 値段は400円で、吉原~ジヤトコ前を往復するだけで元が取れる程格安である。


(編集長)


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