在来線紀行
成田線乗り潰しルポ   2009年09月10日


まだ夏の暑さが残る9月上旬、私はこうじろうと共に上野駅にいた。
今年3月のダイヤ改正に伴い、千葉県全域が東京近郊区間に入った。
そこで、今まで出来なかった大回りルートの開拓を兼ね、
銚子回りルートでの大回りを決行したのである。
その中から、今回は成田線の本線と我孫子支線を取り上げます。

八王子から中央快速線、中央・総武線、京浜東北線と乗り継いで上野に到着。
常磐・成田1.jpg

上野で昼食を買った後、成田線直通の常磐快速線に乗車、車輌はE231系10輌編成。
常磐・成田2.jpg

この列車で、我孫子から成田線の我孫子支線を乗り潰します。
20分程で発車、暫くは日暮里、三河島、南千住と東京の下町を走る。
この区間は各駅停車が走っていない事もあり、駅間は比較的短い。

北千住で各駅停車と合流し、ここから快速運転となる。
常磐線は総武線と同様に、各駅停車と快速・中距離列車が完全に分離されていて、
快速が通過する駅にはホームが設置されていない。
列車は江戸川を越え千葉県に突入、松戸、柏と停車して、成田線との分岐駅我孫子に到着。
ここから列車は進路を変え成田線に突入。
線路は複々線から単線になり、車窓も一変、田園地帯になる。

常磐・成田3.jpg
終始、こんな感じの風景が続きます。(駅周辺を除く)
なお、"しもうさまんざき"は漢字で"下総松崎"と書くため、
私(編集長)は駅到着の直前まで"しもうさまつざき"だと信じ込んでいました。(笑)

我孫子支線には下総松崎以外にも、
布佐(ふさ)、木下(きおろし)、安食(あじき)といった難読駅名が多い。
こうなると小林(こばやし)も普通に読んではいけない気がしてくる。(苦笑)

さて、列車は終始田園地帯を進んでいくが、下総松崎を抜けると住宅街が見え始める。
途中、開業に向けて急ピッチで工事中の成田新高速鉄道線を抜けると、
大きくカーブしてこの列車の終点・成田に到着。
ココから本線に乗り換えて一路松岸を目指す。
やって来た列車はスカ色の113系4輌編成、一気にローカル色UP!(笑)
成田線1.jpg

丁度お昼時という事もあり、車内でさけるチーズを食べながら(笑)東へ進む。
(故にこの辺りの写真は撮ってません、あしからず。)
成田を抜けると暫く複線区間が続く
…ように見えるが、もう一つは空港支線(成田空港行)の線路であり、既に単線区間。
車窓は相変らずの田園風景、駅間も比較的長くすっかり近郊路線の雰囲気。
途中、佐原駅で多くの学生さんが乗車した以外は乗客も少なめ。
その学生達も1人2人と下車して行き、車内が静かになり始めると、
南側から総武本線の線路が近付いてきて合流すると松岸に到着。
成田線2.jpg

ココで、千葉行きの総武本線を待つために下車、待合室で昼食を採る。
40分程で総武本線がやって来た、車輌はさっきと同じモノでした。(笑)
成田線3.jpg

駅を出てすぐに線路が分岐して、さっきとは逆の線路を列車は進む。
総武本線も人の少ない地域を走っているのだが、こちらは草原が目立つ。
同じような地域を走っているのだが、表情は結構違うモノだと感じました。

成東で10分近い停車があったので、ジュースとアイスを購入。
それらを食べている内に佐倉、風景も都市部に変わり終点・千葉に到着。

その後は総武快速線に乗車、流石に疲れたのでグリーン券を購入して寛ぐ。
ふと、外を見ると何故かEast i-Dが停車していました。
千葉駅.jpg

旅のしおり:
・成田線我孫子支線は常磐線から乗り入れる10輌編成と、
 線内折り返しの5両編成の2種類で運行されている。

[編集長]


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