在来線紀行
相鉄・京急乗り潰し(小田急と横須賀線もあるよ!) 2009年08月03日
晴天の中、私はJR海老名駅にやってきました。
本日は相鉄本線を乗り潰し、横浜から品鶴線を抜けて品川に行き、
品川から京急本線と久里浜線を乗り潰します。
さらに、小田急で未乗区間となっている片瀬江ノ島~藤沢も乗り潰します。
さて、ウネウネ曲がってる自由通路を抜けて、JRから小田急・相鉄側に移動。
小田急の改札口前にある階段を下りて相鉄のホームへと向かう。
ホームには既に急行横浜行きが発車を待っていました、さっさと乗車。
列車は閑静な住宅街を縫うように進み、最初の駅かしわ台に到着。
その後も住宅街を抜けさがみ野・相模大塚と停車。
そこから線路は地下にもぐって小田急江ノ島線との接続駅、大和に到着。
大和を抜けると横浜市内に突入、瀬谷、三ツ境、希望ヶ丘と進み、
いずみの線と合流する二俣川に到着、
ここまで急行でありながら各駅に停まっていたが、ここから横浜まではノンストップ。
次々と駅を通り過ぎ、二俣川から10分強で横浜駅に到着。
いずみの線は既に乗り潰してあるので、相鉄完乗。
ここからJRに乗り換え、横須賀線で品鶴線区間を乗り潰します。
やってきた列車は横須賀線E217系11両編成。
横浜から暫くは東海道線等の路線と並行して進んでいく。
横須賀線にはホームは無いが、新子安、鶴見と進み、ここから分岐して品鶴線に突入。
工業地帯から鶴見川を抜け新川崎に到着。
新川崎を抜けると左手に新幹線の線路が現れ、やがて高架の下に入り西大井に到着。
ここから暫く進むと湘南新宿ラインの列車が大崎へ向かう線路が分岐する。
横須賀線はそのまま直進し、再び東海道線と合流して品川に到着。
ここからもう一つの目的である京浜急行のホームへと向かう。
本来なら連絡用の改札を抜けるのだが、生憎ICOCAで入場していたため、
一旦JRの改札から出て、京急の改札に入るという無駄な行為をする。(笑)
(注意:京浜急行ではICOCAは利用できません)
京急の品川駅に到着、快特の三崎口行きを待つ。
京急の行き先案内板は日本語、英語の他に韓国語と中国語で表示される。
間もなくして案内板から列車接近を告げるメロディーが流れる、BGMは"赤い電車"。
車輌は2ドア、全席クロスシート仕様の2100形。8輌編成で運行される。
列車は暫く都心のビル群を見ながら南に進む。
平和島駅を過ぎたところで高架から地上に降りて、空港線の分岐する京急蒲田に到着。
この辺りは現在高架化工事の真っ最中で、線路は高架の下を走っている。
蒲田を抜け、周囲がビル群から住宅地に変わり始めると多摩川が現れ神奈川県へ。
そして商業地帯が見えてきて大師線との接続駅、京急川崎に到着。
ここで、普通浦賀行きの4輌を増結、12輌編成での運行となる。
川崎を抜け、八丁畷で南武支線の線路をくぐると、右手にJRの線路が見えてくる。
ここは、京急がJRに対して速さを見せつける区間として非常に有名である。(笑)
そして1時間ぶりに横浜に到着、ここから再びJR線と別れ、横浜市街を走る。
上大岡を過ぎると徐々に乗客も少なくなり、先頭の席に座れるようになった。
金沢文庫に到着、ここで先ほどの4輌を切り離し、再び8輌になる。
金沢八景を過ぎると横須賀市に突入、市街地を縫うように進み横須賀中央へ。
県立大学を抜けると久里浜線との分岐駅、堀ノ内に到着。
列車は久里浜線に入るのでここで下車し、浦賀行きの普通列車に乗り換え。
京急線の本線は浦賀方面なのだが、殆どの優等列車は久里浜線に入るので、
本線の方が実質支線扱いになっている。
堀ノ内駅ホームから本線と久里浜線の分岐点を望む。(左側が本線)
堀ノ内を出発、2分程で京急大津に到着。
先程まで快特に乗っていたせいか、駅間が妙に短く感じられる。
そうこうしている内に列車は馬堀海岸を抜け、終点浦賀に到着した。
浦賀駅は国道に面しているものの、スーパーがある程度で大きな建物は無い。
周辺を少し歩いて、再び浦賀駅から堀ノ内に戻る事にする。
浦賀駅のホームは斜面に作られており、ホームの間隔は少々狭く感じる。
やがて、堀ノ内行きの列車が到着、接近案内のBGMは"ゴジラのテーマ"。
…列車との接触の危険を喚起するには良すぎる曲である。(笑)
堀ノ内に戻り、今度は久里浜線を乗り潰す、
ホームで待っているとすぐに列車到着、堀ノ内の列車接近のBGMは"かもめが飛んだ日"。
やって来た列車は1000形、普通の通勤型車輌である。
久里浜線内は、種別に関係無く全駅に停車する。
先程の分岐を今度は右に進み、久里浜線最初の駅新大津に到着。
その後、北久里浜、横須賀線との接続駅京急久里浜と進み、ここから線路は単線となる。
そして、京急で最も(そして国内でも有数の)変わった駅名であるYRP野比。
単線から複線に戻ったところで京急長沢に到着。
父親の仕事の都合で幼少期をここで過ごした私には懐かしい風景が目に飛び込む。
津久井浜を抜けると三浦市内に突入、左手には海が見えてくる。
京急沿線で最大の観光地、三浦海岸を抜けると再び単線に。
列車は丘を勢い良く登っていき、久里浜線の終点、三崎口に到着。
この辺りは文字通り三崎の玄関口であり、建物は少ない。
計画ではここから油壷まで延伸する計画があるのだが、実現には至っていない。
駅前の土産物屋でお土産を買い、ホームにいた列車に乗って引き返す。
途中、部活帰りの学生達がたくさん乗車してきて、車内は賑やかになる。
京急久里浜で下車、駅構内の立ち食いそば屋で昼食を取る。
食後は京急久里浜から歩いて5分ほどの所にある横須賀線の久里浜駅へ。
本日、2度目の横須賀線である。
ホームには既に列車が待機していました、車輌はE217系、逗子行きの4輌編成。
昼間に乗った時と比べて、物凄くローカル色が強い。
横須賀線は京急と比べると横須賀市の郊外を走っており、利用者は明らかに少ない。
車窓も時折民家が見える程度で、ローカル線の雰囲気が漂う。
列車は衣笠を抜けると長いトンネルに入り、抜けた所で横須賀に到着。
ココから線路が複線になり、周囲にも民家が目立ち始める。
トンネルに挟まれた田浦は11両編成の場合だと先頭車輌がトンネルに入って停車し、
ドアも締め切り扱いになるが、今回は4両なので問題無し。
東逗子を抜け、この列車の終点・逗子に到着。
ココから乗り換えて一駅先の鎌倉を目指す、車輌は15両編成。
さっきまでローカル色が一気に払拭される。
鎌倉に到着し夕食用の駅弁を購入、ココから江ノ電に乗り換えて一路江ノ島を目指す。
江ノ電・鎌倉駅名物のカエルさん、この日は周囲が物凄く賑やかな感じでした。(笑)
間もなく列車到着、一路江ノ島を目指す。
江ノ電は鎌倉高校前の景色と腰越~江ノ島間の共用区間がオススメです。
(写真は鎌倉高校前付近から海を望む)
江ノ島に到着、ここから10分程歩いて小田急の片瀬江ノ島を目指す。
折角なので、江ノ島を撮ってみた。
小田急線の片瀬江ノ島駅、駅舎は竜宮城をモチーフにした…らしい。
ホームに進むと、なんとMSEが待機していました。
が、乗る事なんて考える事も無く、反対側に待機していた急行新宿行きに乗車。
列車は間もなく発車、何の変哲も無い普通の住宅街を走っていく。
乗った車輌は10両編成のため、途中の鵠沼海岸と本鵠沼はあっさり通過。
そして、ぐるりと半円を描くような線形で藤沢に到着。
呆気無く小田急線の完乗を達成、そのままこの列車で帰宅しました。
今回も完全乗車を目的として乗り潰しをしましたが、
どの路線も始発側と終着側で違った顔を持つ路線で、非常に楽しめました。
特に、京急と横須賀線は都心から離れるにつれ、
通勤路線から観光・生活路線へと変貌していく姿が良く分かりました。
旅のしおり:
・相鉄いずみの線は一部を除き、ほぼ全ての列車が横浜まで運行される。
・横須賀線田浦駅では11両編成の場合、先頭車両のドアが締め切り扱いになる。
これは、両サイドをトンネルに挟まれ、有効長が10両分しか確保出来ない為である。
[編集長]
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