在来線紀行
京王井の頭線&西武多摩川線乗り潰し 2009年06月26日
どうでもイイ話なのだが、私は全線完乗をした大手私鉄会社が無い。
銚子電鉄や箱根登山鉄道等の中小私鉄はいくつかありますが、
こと大手私鉄となると路線も長大で中々乗り潰せない。
乗り鉄を始めたのも実はここ2~3年程前からなのである。
そこで、せめて近所の路線位は完乗しておこうと考えた訳である。
さて、私の生息地域(笑)に近い大手私鉄と云えば、京王と小田急。
京王は多摩モノレール等のついでに何度か乗り潰しをしたこともあり、
残りは井の頭線と本線の東府中~調布間が未乗区間として残っている。
一方、普段から京王より利用頻度の高い小田急は、
江ノ島線の藤沢~片瀬江ノ島間と本線の代々木上原~新宿間が未乗である。
小田急は両端が残っているので片方に絞るとして、今回は京王を完乗する事にする。
で、ルートの作成をしていると、途中に西武多摩川線がある事に気がつく。
結果、小田急の代々木上原~新宿を乗り潰し、渋谷に出て井の頭線を潰し、
武蔵境から多摩川線に乗り、南武線で分倍河原に出て京王完乗!
…というシナリオが完成したのであった。
さて、ルートが決まれば後は実行するのみ。
町田から小田急に乗り込みさっさと新宿へ出る。(端折りすぎ!)
新宿に到着する際、特急用ホームにVSEの姿を発見!!
着いたら写真を撮ろうと思っていたのだが、直前に発車。
残念ながら写真を撮る事が出来ず、仕方なく乗ってきた車輌を撮影。
新宿からは埼京線に乗って渋谷まで行く。
渋谷で降りて井の頭線のホームに向かうのだが、改札280m先って何だよ。(笑)
何とかJRの改札から脱出し、井の頭線のホームへと向かう。
折角渋谷に来たのだからと、モヤイ像を撮影。(笑)
通りを越えて井の頭線のホームに到着。
既に急行列車が待機していました、ラインカラーは薄紫。
もう一つのホームには各駅停車が待機、こちらのラインカラーはグリーン。
井の頭線の車輌はラインカラーが7色あり、どの色に乗るかも楽しみの一つ。
(追記:2009年5月にオレンジが登場し、現在は8色だそうです。)
発車が迫っていたので急行に乗車、間もなく渋谷を出発。
渋谷を出るといきなりトンネルに入り、出た所で最初の駅・神泉に着く(急行は通過)
その後は下町の風景を下に見ながら土手を快走し駒場東大前へ、
そして急行最初の停車駅で小田急線との接続駅・下北沢に到着。
下北沢を出ても、周囲は相変らずの下町の風景。
…と思ったら突如掘割の中に突入し、京王本線の接続駅・明大前に到着。
駅を抜けると再び下町の風景が戻り、車輌基地のある永福町に到着。
その後は下町の風景が徐々に商業地帯へと変わりながら列車は進み、
出発から約20分、目の前に大きな駅ビルが見えると終点・吉祥寺に到着する。
ホームには次に発車する各駅停車が待機していました、ラインカラーは青。
まず、1つ目の井の頭線を無事乗り潰し、ココでお昼にする。
確か駅の近くにマクドナルドがあったからそこに行く事に…
ん、駅構内から香しきカレー臭が!
ふと横を見ると、京王が経営するカレーショップが! お昼はカレーライスに変更。(笑)
お腹も満たし行動再開、吉祥寺から中央快速線に乗って武蔵境へ向かう。
武蔵境駅中央線下りホーム、上りホームは高架化工事の真っ最中で、
実際のホームは写真の左下辺りにある。
一旦地上に降りて、西武線との連絡改札口を抜け多摩川線のホームへ。
10分程で列車到着、程無くして発車。
西武多摩川線は全線単線で、終日ワンマン運転で運行されている路線で、
他の西武各線と線路が繋がっていないのが大きな特徴である。
列車は高架を下って地上に降りると、住宅街の間を縫うように進み、
新小金井に到着、その後は送電線の下を走りながら多磨へ。
その後も住宅街の中を進み中央自動車道をくぐって車輌基地のある白糸台に到着。
ココでは京王線の多磨霊園、飛田給の両駅と連絡されてはいるが、
実際には両駅のほぼ中間地点にあり、乗り継ぎはイマイチ不便である。
その後も住宅街を進み、競艇場前を抜け終点・是政に到着。
ホームは一面一線で極めてシンプル。
是政駅の駅舎、大通りから少し入ったところにあるため、少々地味な印象である。
この後、多摩川を越えて南武線・南多摩まで歩き、分倍河原で京王に乗り換え、
残りの東府中~調布まで乗って京王線、全線完乗を果たしました。(ココも端折り過ぎ!)
今回は京王の完全乗車を目的として行ないましたが、
身近にもまだまだ面白い路線があるのだと再発見出来た旅だったと思います。
旅のしおり:
・京王井の頭線、急行列車の停車駅は、
渋谷-下北沢-明大前-永福町-久我山-吉祥寺の各駅であるが、
受験シーズンに駒場東大前、花見シーズンに井の頭公園の各駅に臨時停車する。
[編集長]
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