在来線紀行
根性で京成線を乗り潰すぞ計画 第1段   2009年06月09日


こんにちは、こうじろうです

さて、乗り鉄であれば誰もがやるであろう「乗り潰し」
もちろん、私も例外ではありません

京王、小田急、京急、西武、etc……
会社単位での乗り潰しが目安としてわかりやすいですね
そのため、さらなる乗り潰しを計画する際、自然と会社単位で考えてしまいます

そんなわけで、今回目を付けたのは、京成です
※ここでいう京成とは、乗り入れ先である新京成線、芝山鉄道線、北総線を含みます

自分の居住地からは都心を挟んだ反対側に位置します
故になかなか乗る機会もなく、中途半端に乗車した状態になっていました

しかし京成、こと京成グループと見ると結構広大です
でも意図してやらなければ永遠に乗り潰すことはないだろうと思い、計画を立てることにしました

結局、1日で乗り潰すのは厳しいと言う結論でした
そもそも、現地までの往復に結構な時間を取られてしまうもので……

そうしてできあがったのが以下の計画です

ファイルが開けません![京成乗り潰し1日目_Rev2.csv]
*芝山鉄道はPASMO非導入のため

う〜ん、結構厳しいスケジュールです
てか、お昼はいつ食べるんでしょうか
成田線で食べるかなぁ……


とか思いつつ、とりあえず計画書を編集長に提出……


 Re: 俺も行く


おおっと、予想外な展開(笑)

と言うわけで、編集長と二人で京成乗り潰しの旅に行ってきました




さて、編集長と合流し、まずは京成の起点である上野へと向かいます

京成上野駅はJR上野駅の不忍口(しのばずぐち)から歩いてすぐだった
昔乗り換えをしたことあるはずなのだが、あんまり記憶がない……

さて、駅に着いたので切符を買おう
普段ならPASMOで乗ってしまうところだが、最初の目的地である芝山千代田ではPASMOは使えない
なのでここで切符を買っておく必要があるのだ
(芝山千代田駅で精算することも可能)

さて、切符を買って……あれ? 芝山鉄道のボタンが無いよ!?
おかしいな、と思っていたら編集長が別の券売機でボタンを発見
どうやら一部の券売機でしか、芝山鉄道連絡切符は購入できない様だ
……しかも、その券売機ではPASMOが使えないでやんの(苦笑)


切符を買い、ホームへと降りると既に特急 成田空港行が待っていた
DSCN0682.jpg

DSCN0683.jpg

奥ではスカイライナーが発車の時を待っていた
DSCN0685.jpg

さっそく電車に乗り込む
京成上野駅はJR上野駅から離れており、次の日暮里駅はJRと接している
そのため、京成上野駅は空いているのが実情だ
事実、京成上野を発車した時点ではうちらを含めても3人しか乗客が居なかった

ところでドアに貼られている注意喚起のステッカー
これには京成パンダがキャラクターとして描かれているのだが……可愛いくねぇ(笑)
(「京成パンダ」で検索すれば画像はすぐに見つかると思う)


京成上野を発車した電車は地下を進んでいく
途中、博物館動物園駅の跡を見ることができる

地上へ出て少し進むとなにやら工事現場が見えてくる
これは日暮里駅の改良工事だ

日暮里駅で新たな乗客を乗せ、京成は一路成田を目指す

この辺りは東京の下町であり、いかにもな風情が感じられる
そんな下町を走り、やがて高架となり右側から線路が合流すると青砥駅だ

青砥駅は高い位置にあり、なおかつ2層構造と言うちょっと変わった作りをしている
これは本線と押上線の合流点であり、平面交差を避けるためだ
ちなみに下り線が上側になっている

青砥駅をでて川を渡ると、じきに京成高砂駅に着く
ここ、京成高砂駅は金町線、北総線との分岐点だ
2009年現在、京成高砂駅は金町線の高架化工事の真っ最中である
今回はこのまま本線を行く

京成高砂駅をでてしばらくすると江戸川を超える
ここからは千葉県だ

電車は快調に飛ばし、京成八幡駅、京成船橋駅、そして次のターミナル駅京成津田沼駅に到着する
京成津田沼駅は千葉線との分岐点であると共に、新京成線との接続駅である
新京成線、千葉線を左に見ながら、本線を進む

電車はまだまだ走り続ける
特急は八千代台駅、勝田台駅と停車
そして、ユーカリが丘駅を通過したところで、急に視界が開けた

今までは都会の中を走っていたが、ここからは家が減り、田園風景が広がるようになる
特急は京成佐倉駅より各駅に停車する
まもなく乗り換えとなる京成成田駅へと到着した

ここで芝山千代田行へと乗り換える
行き先指示器には「普通 (東成田)芝山」と表示されている
DSCN0689.jpg

電車はしばらく分岐のない線路を走る
路線図上は京成成田駅で分岐しているが、実際は京成成田駅から6.0kmほど離れた駒井野信号場で分岐している

駒井野信号場を抜けると、すぐに地下へと潜り、東成田駅に着く
この東成田駅は成田空港駅が開業するまで、成田空港へのアクセスを担っていた
駅名も元々は成田空港駅であった
その名残として成田空港駅の駅表が、現在は閉鎖された特急専用ホームに残っている

京成東成田線はここまでだが、線路は続いている
この先は芝山鉄道線だ
電車は芝山鉄道線へ直通し、やがて地上へ抜け、まもなく芝山千代田駅に到着した

DSCN0691.jpg
芝山千代田駅は成田空港のすぐそば、感覚的には空港の中にある

駅前には早期延伸を求める看板が立っていた
DSCN0690.jpg

特に見る物もないので、京成成田駅へと引き返す
京成成田駅で再度乗り換え、今度は成田空港を目指す

先ほどは直進した駒井野信号場を、今度は左へ折れる
こちらも程なくして地下へ潜り、空港第2ビル駅に到着する
そして、さらに進むと成田空港駅だ

ホームに降りて乗ってきた電車を撮影
よくよく見れば、これは芝山鉄道の車両ではないか!(帯が緑色)
DSCN0697.jpg

改札へ向かう階段を上る前にあることに気がついた

「改札を出て手荷物検査場へ進んでください」

ん?これは手荷物検査が必須なのか?
と思いながら改札を出る

すると、すぐ目の前に手に持つ検査場があった
成田空港駅では駅から出るためには手荷物検査が必須だったのだ
まぁ、駅を出たらそこはもう空港なので当たり前とも言えるが

しばし空港内を散策
とはいえ、あまり時間がないので殆ど見て回ることはできなかった
近くにあったコンビニにも立ち寄ったが、空港らしいものは何一つ見つけられず
お土産を確保することはできなかった、誠に残念


さて、来るときは京成だったが、帰りはJRだ
JR成田線空港支線も乗ったことがないのでついでに乗り潰しておこうという魂胆だ

ホームに降りるとグリーン車の文字が

こうじろう「……乗る?」
編集長「乗ろっか」

と言うことで、グリーン券を購入
ちょうどお昼時と言うこともあり、グリーン車に乗車
ゆっくりとくつろぎながら、車内で昼食をとる

やがて電車は千葉駅に到着する
ここから再び京成線に乗ることになる

向かう先は京成千葉駅
DSCN0698.jpg
ここからちはら台駅を目指す

ホームへ出ると、ちょうどちはら台行の電車が入線してきた
予定より20分早いが、ちょうど良いので乗ることにする

京成千葉駅の隣、千葉中央駅から先が千原線だ
千葉線である千葉中央駅までは複線だが、その先は単線となっている

千原線は単線とはいえ、全線に渡って複線様用地は確保されている
また、途中の千葉寺駅、おゆみ野駅はすぐにでも交換可能にできる状態だ
それ以外の大森台、学園前は既に交換可能となっている

そして、終点のちはら台に到着
軽く駅前を見て回り、乗ってきた電車で千葉中央駅まで戻る

今度は千葉線と新京成線を乗り潰す
そのため、ここで松戸行に乗り換える

京成千葉、新千葉、西登戸と短い駅間が続き、京成幕張駅手前でJR線と併走する
そして京成津田沼駅へと戻ってきた

先ほどは上野方面から成田方面へと抜けていったが、今度は千葉方面から松戸方面へとなる

京成津田沼駅を出て、新京成線へと進んでいく
京成津田沼を出た直後から急カーブが続く
急カーブを抜けると、そこはもう新津田沼駅だ
新京成線は京成津田沼〜新津田沼間のみ単線となっている

新津田沼を出てからもカーブの多い線路が続いている
これは新京成線の歴史によるものであり、元々意図してグニャグニャと曲げて引いた物であるから致し方ない

また、新京成線には優等列車がない
そのためか、どの駅も2線のみを有するシンプルな構造ばかりである

電車は各駅に止まりながら走る
そして終点の松戸駅に到着
ホームに降りて乗ってきた電車を撮影する
DSCN0707.jpg

さぁ、京成乗り潰しの旅1日目もまもなく終わろうとしている
ここから隣の金町駅へと移動する

駅を出てちょっと歩くと、そこに京成金町駅がある
この金町線に乗って今日の行程は終了となる

京成金町駅はこぢんまりとした1面1線の駅であり、ホームの有効長は4輌分しかない
駅に着くとすぐに金町線が入線してきた

金町線に乗り、柴又駅、京成高砂駅と乗車する
途中の柴又駅は寅さん、そして柴又帝釈天で有名だ

そして本日2度目の京成高砂駅
これにて無事本日の行程を完了!

その後は本八幡から都営新宿線、京王線経由で帰宅しました



今回、結構無理のあるスケジュールで、正直疲れました
ですが、見たことない景色を沢山見ることができ、京成線も沢山乗車することができたので大満足です


最後に今回の旅をまとめてみましょう

今回乗車した路線
 ・本線 ・東成田線 ・千原線 ・千葉線 ・金町線 ・新京成線 ・芝山鉄道線
乗車してない路線
 ・押上線 ・北総線

と言うことで、後日残っている路線も乗り潰したいと思います



補足事項
 2010年、北総線の延長に成田新高速鉄道線が開業し、成田空港への別ルートができます
 新スカイライナーはこちらを経由することで、所要時間の短縮を狙うそうです
 2日目の敢行を成田新高速鉄道線の開業前に行うか、開業まで待つか悩ましいところです(苦笑)


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