在来線紀行
青梅・五日市 東京盲腸線紀行   2009年03月09日


今回は東京の西側を走る、青梅線と五日市線を乗り潰しました。

まずは八王子から青梅線の起点である立川を目指します。
乗った列車は中央本線、普通列車立川行きの115系!
程無くして立川到着、反対側のホームには淘汰寸前の201系が!
この光景もあと少しで見る事が出来なくなってしまうとは…
115系.jpg

それはさておき、本題である青梅線のホームへ。
実は予定していた列車は東京発の青梅特快だったのですが、
混雑を予想して、一つ前の立川始発の列車に乗る事にしました。
その列車に乗って発車を待っている時、
ふと窓の外を見ると、多摩都市モノレールの線路が走ってました。
立川北駅.jpg

程無くして出発。
立川から拝島までは駅間も短く、住宅街を走る典型的な通勤路線の風景。
拝島を出ると、駅間は少々長くなるが、大きな変化は無い。
そして、東青梅から単線となり、この列車の終点・青梅に到着。

レトロ感溢れる手書きの駅票
青梅駅2.jpg

青梅駅ホーム上から奥多摩方面を眺める。
このレールは何処へ向かっているのだろう…という気持ちにさせる空間。
青梅駅1.jpg

ホームで待つことしばし、奥多摩行きの列車が入線してきました。
車輌は同じE233系だが、こちらは4両編成で運行されている。
さらにドアの開閉は自動ではなく、押しボタン式となる。

暫くして列車が動き出す。
さっきまでの住宅街とは打って変わって山岳地帯に突入。
列車もカーブやトンネルが続き、ゆっくりと進んでいく。
駅も今までの都会型から地方の長閑な雰囲気に様変わりし、
本当に同じ路線なのだろうかと思うほどの変貌である。
そして、列車に揺られる事30分強、終点の奥多摩に到着。
奥多摩駅1.jpg

2番ホームからの眺め。
こちらは6両編成の列車が入線できるようになっている。
奥多摩駅2.jpg

奥多摩駅の駅票。
列車はこれ以上先に進む事は出来ず、乗り換える路線も無い。
奥多摩駅票.jpg

レトロ感溢れる奥多摩駅の駅舎。
2階はステーションギャラリーとなっている。
奥多摩駅舎.jpg

昼食を済まし、お土産も買い、少しは観光をしようと駅周辺を歩いていると、
駅の向かいにある町役場の横から遊歩道があったので行ってみた。
傾斜の厳しい階段を下りると、素敵な景色が待っていました。
奥多摩駅周辺.jpg

暫し綺麗な川の流れを堪能した後、もう一つの目的である五日市線に乗るため、
再び奥多摩駅に戻って青梅行きの列車に乗る。
ホームの端はカーブになっており、足元が広く開いていた。
足元注意!.jpg

再び、山の中を進む事30分、懐かしい青梅駅に到着。
立川行きの列車はなんと今朝見たオレンジ色の201系が!!
201系.jpg

最早懐かしいと思える車輌に高揚しながら拝島へ到着。
すぐにもう一つの目的である五日市線のホームへ。
既に列車が出発しようという状態だったが、何とか乗車。
すぐに、ドアが閉まって出発進行。

五日市線は全線単線で、青梅線の青梅以西同様ドアは押しボタン式。
車輌は中央・青梅線と同じE233系で、こちらは6両編成。
沿線は閑静な住宅街といった雰囲気で、通勤路線のイメージである。

多くの乗客は秋川で下車し、以後は車内も静かになる。
そして、武蔵増戸を抜けて暫くすると線路は高架になり、
間もなく終点、武蔵五日市に到着。
武蔵五日市1.jpg

ホームの屋根がある部分にはステンドグラスが飾られていて、
とてもお洒落な雰囲気があります。
武蔵五日市2.jpg

手書きの駅名看板が印象的な武蔵五日市駅の駅舎。
武蔵五日市3.jpg

一応、駅周辺も散策してみましたが、
奥多摩と違い、飽くまでも観光地の玄関口なので特に見る物は無い。
とりあえず、駅にあるコンビニでお土産を買い、
ガラガラの列車に乗って拝島に戻りました。

今回は近くにありながら殆ど利用した事が無い路線を旅しましたが、
青梅線、とりわけ奥多摩方面は非常に長閑な雰囲気で、
東京である事を忘れてしまう程の風景で非常に面白い旅でした。

旅のしおり:
・青梅線には非常に変わった駅名が多い。
 日向和田(ひなたわだ)、軍畑(いくさばた)、古里(こり)etc.
・五日市線の高架になる部分の前に謎のポイントがある。
 コレは地上に線路があった時代の名残である。

[編集長]


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