在来線紀行
新交通システム乗り潰し   2008年06月28日


2008年3月31日、日暮里・舎人ライナーが開通した。
開通当初から一度は乗り潰したいと思っていたのですが、
それだけの為に出掛けるのも何だよなぁ…と思っていました。
そこで色々考えた結果、ニューシャトルにも乗る事にし、
更に、ホリデーパスを使って東京モノレールにも乗ることになった。
今回は、その顛末記である。

まず、いつものように八王子から八高線で高麗川へ向かう。
高麗川には高崎方面のディーゼル車が待機していましたが、
今回は予定の範囲外なので残念ながらホームから見るだけ。
川越線に乗り換えて川越を目指す。川越線の西側は電化こそしているものの、
まだまだローカル線の雰囲気が残っていて非常に楽しかった。
川越からは埼京線の列車に乗り換えて最初の目的地大宮へ。
昼食を取った後、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)のホームへ。
ニューシャトル大宮駅.jpg

ニューシャトルの大宮駅は新幹線の高架の下に設置されていて、
始発駅にも関わらず、列車は右側からやってきて左側へ出発というユニークな構造。
(乗ってきた乗客は全員降ろされた後、ホームの乗客を乗せる)
しかも、ホームの傍らには扇風機も付いている!!
扇風機.jpg

暫くしてニューシャトルの車輌が姿を現した。
ニューシャトル1000系.jpg
ニューシャトルはゴムタイヤで動く新交通システムで、
終始、新幹線の高架の脇を走っていく路線である。
当然だが、ニューシャトルの走る区間に新幹線の駅は1つも無い。

そうこうしている内に発車時刻になり、大宮を出発。
新交通システム特有の90度カーブを繰り返して新幹線の高架脇へ。
複線なのだが、もう一本の線路(?)は高架の向こうで殆ど見えない。
大宮から一つ目の鉄道博物館(大成)を過ぎると、一気に客が少なくなる。
その後、新幹線が東北と上越に分かれる辺りで列車は高架の下へ入り、
車輌基地のある丸山に到着、ここからは単線運行となる。
ニューシャトルはワンマン運転で運転台が左側にあることから、
列車が島式ホームの右側に停車する日本では珍しい路線でもある。
そして、大宮を出てから20数分で終点の内宿に到着。駅前は何も無かった。(笑)
内宿駅前.jpg

何もする事が無いのでさっさと大宮へ戻ることにする。

大宮に戻り、宇都宮線(東北線)で上野まで行き、山手線で日暮里へ。
(註・この時間、京浜東北線は快速運転のため日暮里は通過する。)
改札を出て、エスカレーターを上がると日暮里・舎人ライナーのホームに到着。
ホームはガラス張りで非常に明るい雰囲気であった。
日暮里駅構内.jpg

改札の前では無人運転に関する説明用DVDが流されていた。
暫くして、日暮里・舎人ライナーの車輌がホームに飛び込んでくる。
日暮里・舎人ライナー.jpg

こちらも新交通システムなのだが、遠隔操作による無人運転で運行されている。
折角なので、一番前の席を陣取って前面展望を楽しむ事にする。

日暮里~西日暮里間はカーブの連続なのだが、それ以後は殆ど一直線。
そうこうしている内に呆気無く終点・見沼代親水公園に到着。
見沼代親水公園駅.jpg

外へでると、ホームの先には埼玉県との県境がありました。
折角なので見沼代親水公園を散策…って単なる遊歩道ぢゃないか!(苦笑)
他に見る場所も無く、予定も押していたのでさっさと日暮里へ。
日暮里に戻ると警視庁がサミット関連のビラを配布していた。
(折りしも洞爺湖サミットの直前だった)
そのビラを見ながら京浜東北線に乗って最後の目的地、浜松町へ。
改札を出て階段を登ると、東京モノレールのホームに到着。
早速ホームへ…行く前に券売機でモノレールsuicaを購入する。(笑)

そうこうしている内にモノレールがやって来た。
東京モノレール.jpg
浜松町から空港快速で羽田空港を目指す。
東京モノレールは駅間が長く、列車も80キロ以上のスピードで走行し、
"モノレール"のイメージを覆す程の勢いがありました。
20分程で終点・羽田空港第2ビルに到着。
羽田空港.jpg

折角なので飛行機の離着陸を見る。
haneda.jpg

既に夕闇が迫りつつあり、少々肌寒い陽気ではあったが、
飛行機が飛び立つ姿は非常に心惹かれるものがありました。
ひとしきり遊んでからモノレールで天王洲アイルまで戻り、
りんかい線経由で大手町へ、(りんかいsuicaも購入)
大手町からは京浜東北線で横浜回りで帰還しました。

流石に3つも目的があると非常に楽しいのですが、
矢張り詰め込み過ぎの感も否めない旅でした。(予定も大幅にオーヴァー)
次回は無いと思いますが、色々再考すべき点があると痛感した旅でした。

旅のしおり:
・ニューシャトルは下り(内宿方面)に対し、上り(大宮方面)の方が所要時間が長い。
 これは、途中にビルが張り出している区間があり、速度制限があるためである。
・東京モノレールはJR東日本の傘下にあり、ホリデー・パスでの乗車が可能です。
 また、りんかい線も全線ホリデー・パスの区間に入っています。


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